20年ほど前に着手しながら、さまざまな事情で一時閉鎖していたという「荒川生物生態園」が、2018年3月29日に一般開放となったそうだ。さっそく家族で自転車を走らせた。
小島を囲う水辺を楽しもう
荒川生物生態園は、花火大会の会場となるエリアのちょっと東側(下流側)にある。園内の中央に「サンクチュアリ」という離れ小島があるのが特徴だ。
樹木でうっそうとした小島を見るとワクワクしてくるが、ここはあくまで鳥や虫たちの聖地(サンクチュアリ)なので立ち入れない。サンクチュアリの周囲にぐるり巡る観察広場などを楽しむ場所なのだ。そういえば東側の「観察広場」は案内板のような空間が見当たらなかった。未完成なのだろうか。
子どもはみんな、生きものハンター
水辺には魚もいるようだが、この日は水面にはねる魚影を何度か見た程度で、あまり分からなかった。鳥はカルガモを見かけたくらい。タイミングの問題もあるのだろう。でも、カニがいたおかげで、子どもはすっかりカニ・ハンティングに夢中。訪れる季節、時間帯がちがうと、また違った楽しみがあるのだろうなと思った。
遊びに行く際の注意
最後にピクニックとして楽しむ場合の注意を少しだけ。
①テーブルのように奥行きのあるベンチの設置がいくつかあるが、食事を広げるならシートを持参した方がいいかも。
②日陰をつくってくれる樹木が少ないので、暑い日はけっこうキツイかもしれない。
③園内はトイレの設置がない。
自然園のすぐ近く、土手をのぼったところには板橋区の「リサイクルプラザ」がある。そこに行けば、座れる場所も、きれいなトイレもある。リサイクルプラザ自体にも楽しめるものはあるので、セットで楽しむのをオススメしたい。
松本浄
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